2017年④LA LA LAND

先月からずっと見たかったララランド!やっと見ることができました。

公開当初からアカデミー賞でのハプニングも相まって、かなり注目度が高かった印象。ネットで図らずも感想ツイートを見てしまっていたのでただのハッピー!な映画ではないんだな、とおそるおそる見に行きました。

この監督の映画を見るのは多分初めて。早くセッション見なきゃな、とは思いつつ。撮影方法が新しいというか斬新だなって思いました。季節ごとに区切っているのも新鮮だった。ただ、夏の途中から秋にかけて、退屈で寝てしまった。自分は洋画、と言われると多分巨匠と言われるような人達の作品がパッと浮かぶので、この作品の映像の撮り方や音楽の使い方があまりしっくり来なかった。きっとこういう人達(前に感想書いたグザヴィエ・ドラン然り)がこれからの映画を創っていくってことは分かるんだけど。去年公開してたクリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」とかとても見やすい、THE映画って感じで好きでしたね。映画狂いってわけでもないので、自分には大衆的な作品が結局のところ一番スッと見ることが出来るんだなと思いました。あと、映像かだんだんとフェードアウトして次の背景になる感じが多用されていて、ディズニー映画を思い出しました。夢を追いかける映画なので、まあ間違ってはいない解釈なのかな?現代の三次元に落とし込んだディズニーだなって。素人丸出しの感想ですが。

トーリー自体は最後まさかの結末で驚きました。エマが結婚した後キスするシーンでさりげなく男の顔を写して「セブじゃないんだよ」って理解させるシーンが好きでした。

最後15分はもう恋愛映画の要素がたくさんあったな、と。バーの名前が「セブズ」になってる(音符のマークまで採用してる)し、あの曲とともに2人がうまくいっていたらの未来がブワーーーッと最初の出会いから描かれるのが切ない。最後頷いて、別れるシーンはとても良かった。いろいろあったけど最後の恋愛模様だけで鑑賞後の感想が「切ない」に集約される感じ。監督の求める正しい感想なのかは分からなかったけど、自分はそう思いました。